おしえてムーラン

Uターンなど含めた青森への移住に かかるお金

8月25日(日)、東京・丸の内で行われました「青森県合同移住フェア」にて、講師として登壇させていただきました。このフェアは、青森県すべての市区町村が参加し、移住に関する相談や必要な情報を集めるための専門家によるセミナーが聞けるもので、大盛況の様相でした。私自身、青森県の三村申吾知事の前に話をすることになっていたので、緊張感を持ちつつも、青森暮らしでかかるお金について自分のUターンの経験もふまえてお話させていただきました。午後からは、ライフプラン相談ということで6組ほどの対応。相談内容も多岐にわたりますが、2人でご相談される方は女性が青森県出身、男性が首都圏を含めた他の地域出身の方で、青森に住むことを考えているような方が多かった印象があります。


お金に関することは、青森に住んでいれば当然と思われますが、
【青森暮らしで増えるコスト】
・自動車関連費用
自動車購入費(自動車ローンを含む)、ガソリン代、自動車税、その他メンテナンス費用
・冬場の暖房費(世帯の人数により異なる)、自治会費など
【青森暮らしで減るコスト】
・家賃、暑い時期のエアコンなど冷房の費用
・駐車場の費用、電車など公共交通機関での移動費用
【移住で準備しておくべきお金】
・引っ越し代(単身:約12万円、2人:約20万円、3人以上:20~40万円など)
・住居費用(敷金・礼金、仲介手数料、火災保険料、家賃など)
・自動車購入費
・引っ越しまでの下見費用
・家具、家電購入費用
などが考えられます。
家賃でいえば、3LDKを借りる場合、東京23区の平均としては19.1万円/月ですが、青森市では7.9万円/月となっており、差額11.2万円/月となっています。首都圏で車を持っていたとすると、月極駐車場は1.5万円~4万円かかりますが、青森市内では3,000円~1万円といったところでしょうか。


このような移住にかかる費用を知りたいと相談に来た方もいれば、移住後の収入・支出を含めた家計について聞きたい、子育て環境について聞きたい、など様々でしたが、一方的に「青森に移住した方が良いですよ!」ということではなく、「自分自身と家族の価値観やライフプランを考えた上で選択しなければなりませんよ!」という気持ちでお話させていただきました。ある相談者は、通勤時間や仕事の時間を含めると平日は帰りがかなり遅くなるようで、自宅から勤務先までの往復での通勤時間は神奈川県110分、青森県59分で、1日あたりの差が51分という調査があり、通勤時間や仕事の時間などが首都圏より短くなることにより、子供と過ごす時間など人生で自分のために使える時間が増える可能性があることがわかると、目をキラキラ輝かせ、自分が思っていることをたくさんお話してくれました。人生の時間は有限でとても大切なものなので、時間を有効に使うことは『自分の人生を大事にしている』ことと一緒だと考えています。また、賃貸住宅の探し方ではインターネットに加え、リブインあおもりなど、地元の住宅情報誌なども利用してみることをおすすめしておきました。ぜひ、皆さんの身近な人で青森県へのUターン、移住を考えている方がいらっしゃいましたら、以上のことを参考にして、増えるコスト・減るコスト、準備しておくべきお金について簡単にでもアドバイスしてあげてください。

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