おしえてムーラン

アフター・コロナを考える

コロナの影響は、やはり自分にもじわじわと来ている。いかに「普段の何気ない毎日」が幸せだったかを思いしらされた。見たことのない、体験したことのない「不安」。先が見えないことに対する不安って、こんなにずっしりくるものなのかと感じずにはいられなかった。衣食住、働き方…様々なことに対する価値観が、自分の中で変化している。これまでとは違う世界の中で生きていかなければならないのだなと。もう、今までと同じ感覚でいてはいけないのだなと。在宅時間が長くなり、仕事との向き合い方、家族との向き合い方、生活そのものとの向き合い方など、再考しなくてはならない時期が“今”なのかなと感じている。とはいえ、上記のような消極的な面だけではなく、離れて暮らす家族や友達とオンラインで繋がる機会は寧ろ増えたし、オンラインだからこそ、普段めったに会えない方々と交流を持つことも可能となった。実は先日、趣味のグループ内でオンラインを使用した集まりを初めて行った。画面を通じてみんなと会って話す、たったそれだけのことなのに、なんだか不思議な感覚で、ドキドキした。限られた通信時間の中で、いかに効率よく話をまとめていけばよいのか、参加者の満足度を上げることができるのかなど、考えさせられることが多かったのだけど。緊張感半分、今後の課題半分という心境…。いずれにせよ、これまでどちらかといえば苦手で敬遠していた、パソコンやスマホのアプリや機能、通信環境を充実したものにするためのネットワーク接続等々…事前に知識を叩き込んで、一気にやらなければならないことが増えたけれど、自分にとってこのことはプラスの影響だと思っている。


考えてみれば、今までは仕事によって住む場所も限定されてきたのかもしれない。私自身、「老後はあの町に住みたい」とか、「将来も今のまま住み続けたい」とか、住環境を考えるのはあくまで「未来」が軸だった。だが極論言えば、地方であろうが首都圏であろうが、どこにいても仕事はできる。だとしたら、未来を軸に考えず、「“今”どうしたいのか」を軸に考えてもよいのではないだろうか。また、住環境に対するニーズは特に今後更に変化していくと思う。コロナが完全に終息を迎えるまでには、まだまだ長い期間がかかるとしたら、いまのままの家に住み続ける必要があるのかどうか。少なくとも「通勤面の良さ」という項目は、今後住まいを探す際の優先順位から次点落ちする方も増えるのではないだろうか。「リモートワークできるスペースのある家に住みたい」「親のいる地方へ戻り介護しながらリモートワークする」…集合住宅から庭付き一戸建てへ住み替え、首都圏から郊外へ移住、などということになれば、「地方」の在り方も今後見直されてくるだろう。


アフター・コロナの時代は、私たちにとって「働き方」「生き方」だけでなく、「住環境」の選択肢が増えているはず。これまで以上に主体性や自主性を求められることも多くなるのだろうけど、柔軟に対応していければと思う今日この頃。

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